死ぬということに関して。
死ぬ、ということは人間の逃れられぬ運命でありながら人間が最も恐れる生理現象であるわけです。僕も例に漏れず死ぬのは嫌だしスラム街は怖い。人間がまるで興味の無い玩具を扱うように殺され、子供は乞食の真似事をし女は娼婦の真似事をする。そうしなければ死しか待っていないスラム街は本当に恐ろしい場所です。
人々がスラム街を恐れることの背景には、死が密接に関わっていると言っても過言では無いでしょう。いくらスラムが危険な場所だとしても、死なないと保証されていたとしたら、人々はここまでスラム街を恐れるでしょうか。少しばかり危険なディズニーランドとして、ウサ耳をつけた子供が乞食の真似事をしシンデレラ城は娼婦館と化し黒人のドレッドがチュロスになる程度です。
そう、人々が恐れること全ての根底に、死が脈々と流れているのです。死を恐れる心がスラムを恐れる心を誘発しているのです。スラムは決して怖いところではありません、少し見方を変えればかくもスラムはスリリングで、愉快で、そして安全な街になるのです。ここで僕は声を大にして言いたい。「わああー!」と。
2006年01月31日 21:43