免許を取ろうと思う。
厳密に言えば取りたいわけでもなんでもなく、むしろ免許なんて取りに行く足をこたつに突っ込んでは寝て突っ込んでは寝てしながらたまに描いた漫画が大ヒットして金が出窓から降ってくるような生活をしたいのだけれども、今現在仕送りという名の生命維持装置のスイッチをその手に握り、いずれは僕という小宇宙の全域を侵食し僕を情報を集め続けるだけの単なる生きた棺桶にしてしまおうと目論む両親が、僕にどうしても免許を取らせたいらしい。
僕と免許の因縁はかれこれ二年前ぐらいから続いており、最初は取った方がいいよぐらいのプレゼンテーションだったものが今では事あるごとに免許免許と言われるようになり、去年の暮れ彼女と屋久島に行ったという話をしたら「免許もないのに?」と、持ち前のライセンス狂いっぷりを発揮され僕としては携帯電話の方を疑うことしか出来なかった。
この二年戦争に終止符を打とうと思う。屈するわけじゃない、これは一つの和解だ。こんなのは非生産的だ、お互いに何も生まない。僕は免許を取る。両親はそれで納得する。これでいいだろう、母さん、僕だってもう大人なんだ、いつまでも母さんに反発してばっかりの子供じゃない。だから、オレ、免許取るよ母さん!
「免許はどうでもいいけど、就活は?」
このっ
2006年02月28日 20:11