■誰も触れない

飲食店でバイトしていると色んなお客様を目にします。中にはワインオープナーでへそをほじくってやろうかと思うぐらい破天荒な客もいるわけですがその中でも一際ひどいのが若いカップル。

基本的にうちの店の客層は高齢の方が多く、マナーも高齢者特有のおすそ分け精神でお料理を床にボランティア落としする以外は非常に丁寧に接してくれ、こちらが失敗しても愛嬌として受け取ってくれるくらい底なしの懐なので、こちらとしても緊張せずに接客することができるんですが若年層、しかもカップルとなると自分たち以外の世界が見えないのかどうなのか非常に腕白なテーブルマナー。メニューを話し合って決めるのはまあいいとしても、散々「えータカシこれ食べなよ」「いいよ、オムライスだけで」「じゃあ一緒に食べよ?」「お前が食いたいんじゃん」「バレたー?」みたいな会話をひとしきりした後無言で僕の顔を見られても困る。今の会話に出てきたメニューを全部羅列してたらお前らのお会計一万飛んでイスタンブールだ。しかもその後注文聞きなおすと「使えねー」って顔で見るし、つーか言ってたの聞こえてるし。

もう大体にしてぶっちぎりの隔離世界、スリップストリームにさえつけないラブラブマッハは銀河を包み込む勢いで頭が悪い。電車の中で必要以上にいちゃついたり大声でじゃれあったりするカップルは基本的に光速を凌駕しているせいで彼ら以外の世界が凍ってることに全く気づかない。するなとは言わない、ただある程度にとどめて欲しい。今自分がどこにいるのか、そしてそこは何をすべき場所なのか、TPOを最低限弁えた行動を取って欲しいと僕は切に思いながら「お客様、店内に飲食物のお持込はご遠慮願えますか」「え、マジ?」じゃねえよメスブタ。

2006年02月28日 20:12