■スイッチ入れたら暑くて出てきた

家に帰ってくると、ゴリラがこたつの中で丸くなっていたので追い出そうとすると全身の毛を逆立てながら威嚇してきた。ゴリラのくせに生意気なと思い片栗粉でとろみをつけたクレンザーを口に含んだ瞬間、意識が遠のいて、僕は夢を見た。

それは不思議な夢だった、懐かしくてどこか暖かくて、けれど内輪ネタに溢れていて、灰色で、無茶な挑戦ばかりやらせた挙句成功しても六万円しかくれない管理人の下に集まった四人の勇者たちが、まばたきした瞬間二人に減っており、代わりに手元のみかんのへたのあたりに血がついていたりする。そう、僕は何ともいえない居心地のよさを感じながらうとうとと眠ってしまっていたので、ふと気づくともうお昼で、なぜか汗びっしょり。ああ、こたつで寝てしまったんだな、と思いこたつをめくるとゴリラがいた。

ゴリラで寝てしまったのか。

2006年03月31日 22:27