柿の種が食べたい。
死に際の祖母のような出だしといえば不謹慎であり、日記をごらんになっているサムシング末期の患者諸君には申し訳ないとは思うものの、僕は自分の心にうそはつきたくない。柿の種が、食べたい。
柿の種なんてものはコンビニストアに行けば売っているものなのだけれども、その値段の強大さに気づいてしまった昨今、なかなか手が出せなくなってしまった。あまつさえ外は雨。無数の雨粒が叩きつける外に出てしまったならいかに傘を持っていようと蜂の巣は必至。ひとつ考えられる方法としては同じ色の雨粒を三つ並べることによって雨粒を消しつつ、相手の陣地(グアム)にお邪魔ぷよを降らす方法のみだが、誰かを犠牲にして得た宝物なんて、何の価値も、無い。
柿の種にも最近いろいろなバリエーションがあり、わさび味、こしょう味、さらにピーナッツのみ、柿の種のみなど、ここのニーズに合わせた亜種が生まれ続けている。この調子で行くなら柿の種ピーナッツ味やら、柿の種(兄)といったものが出てくるのもそう遠い未来ではないだろう。そうして細分化された柿の種界に何が起こるか。賢明な読者諸君ならもうお気づきだろう、そう、この世から柿の種が××るのだ。ここまで言えば賢明な読者より少し劣るものの、一般的に見ればやや賢明な読者の皆様もお気づきだろう、そう、この世から柿の種が消×るのだ。さあ、どうでしょう、ここで正解すれば50点、まだ逆転のチャンスは残されている。
最後まで、あきらめないでほしい。
2006年06月17日 20:29