ワールドカップ。
さあさあ、いよいよもってのミーハーぶりに我が家のミーさんハー閣下もご満悦。夜な夜なサッカーサッカー、黒い人も白い人も太いドレッドを頭上で結び「僕やかんです」という言い訳で何とか入場を試みるブラジル人サポーターも皆一同に介してのお祭り騒ぎ。
しかし勘違いしてはいけない。サッカーだけが、ワールドカップではないのだ。世界単位のお祭り騒ぎことワールドカップ、この中でサッカーだけに注目するなんて縁日で焼きそば屋の目を盗んで天カスのメガ食いするようなもの。お祭りというぐらいだから世界単位の型抜きや世界単位のスーパーボール掬い、もちろん祭り後の神社で落ちてる金が無いかを探す小学生も世界単位で発生してくれてウェルカムなわけだ。
しかしテレビに中継されるのはなぜかサッカーだけ、ということでどうしてもそっちに目を向けざるを得ない。もっとワールドカップを楽しむべきなのだ。そら海に目を向ければ海溝に挟まった直径20mのスーパーボールをサルベージするも副船長が先走って投げたせいで船内をボインボインと跳ね回り、返り血がとてもきれいな万華鏡。そら陸に目を向ければ国を挙げてのスーパー型抜きの開催だ。ヘリコプターやチューリップなんて細かいことはいわねえ、アジアからモンゴルを抜いたら五千円! 五千円! 難しすぎるよおじさーん! こんなのできるわけないじゃんか! 何をぅ、だったらできるって証拠を見せてやる、これを見ねぃ!
そこには五千円を握り締めたまま日本列島を眺める小学生の油絵。
2006年06月24日 11:16