学生証を取りに行った。
一度目は学生課の空いていない時間に、二度目は盆休みに、と、どんなM女だろうとふと故郷の味噌汁が呑みたくなるほどの仕打ちを受け、さすがに三度目も裏切られた日には学校に火をつけその燃え上がる炎にシャトルの尻をちょこっとつけて点火したらすかさず放り投げる遊びをして木星にしこたま叱られたい。硫酸の雲に引火したじゃないか! とか、アフロになった木星が黒い煙を吐きながら叱って欲しい。
いけない。また話がズレた。これは本当によくない癖だと思う。話がズレるとこのように話を戻すのにまた字数をかけなければいけないし、せっかくの理路も雑然としてしまう。そうしている内に僕の文章はどんどんどんどん長くなっていき、次第には本当に何を言いたいのかさっぱりわからなくなってしまう。自分というものを見失ってしまう。その「見失ってしまった」という現実こそが自分そのものであるのにも関わらず自己主張を誰かに委託して「あゆの歌詞はあたしの体験そのもの!」よくそんなことが「あゆがあたしのこと全部歌ってくれる!」言えたもので「あゆが大便してくれる!」うるせーよ馬鹿うんこぐらい自分でしやがれ。
ただでさえ暑さに心温の上がっている中、上述したようなヒューマノイドに出くわすとそれだけで怒り沸騰ヘルヶ峰、こちとらイライラに省エネ機能なんかついてやしない上に室外機も置いてませんので怒りが内部で対流対流また対流。トドメは「学生証はすぐ発行できないんで、今日この紛失届け書いたら三日後また取りに来てください」噴き出した僕のマグマは学校全体に飛び火し、ちょうど上を通過したシャトルに引火して重力半径を脱出。目指すは遥かなるジュピター。
それでは聴いてください。(アフロの)平原綾香で(黒い煙を吐きながら)「Jupiter」。
2006年08月28日 23:18