柱があって、柱には鈴がついていました。
私はその鈴に「佐藤」と名づけました。
すると佐藤は翌日、目玉焼きを卵で包んだものをぶつけられました。
違う鈴には「高校生」と名づけました。
すると高校生は翌日、放っておいても仕事をする人間から
「頼んでません。シーザーサラダ。頼んでません」といわれました。
また違う鈴に「未来」と名づけました。
すると未来は翌日に、「今日」になっており
そのさらに翌日には「過去」になっていたのです。
しかし頼んだシーザーサラダは二度と来なかったそうです。
そして私は、私自身に「パーフェクト」と名づけました。
すると私は翌日うどん屋を開くことになり
「パーフェクトうどん」は、皆に好評で
私自身の幸せとなりました。
目玉焼きを卵で包んだようなそのうどんは
私自身の幸せとなりました。
佐藤という名の高校生は、過去を振り返ることもなく
私の作ったパーフェクトうどんを食べて、また、どこかへ行きました。
2006年12月16日 20:51