明けましておめでとうございます。
まあ毎年毎年何が一体めでたいのかというとそれはもう全く持って明白で、正月こそは一年の始まり、それがもうそれだけでめだたいことなのでございます。一年の計は元旦にあり、と昔から申しますように、つまりはスタートが最も肝要なればこそそのスタートに「めでたい」と言ってしまう事で、あら不思議、この一年が充実したものになるかのように錯覚するわけです。
そう、何事も始まりが大事。けれどそういうことをわかっていない、それどころか「え、雑煮って味噌汁にモチ入れたもんじゃないの?」などと平気でのたまう雑ギャルどもはゴールこそ大事と言い張る。やつらは駅伝に出たとしてもスタートしたときは無表情で着うたダウンロードに勤しんでおるくせに、ゴールのときは諸手をあげて万歳万歳とやかましい。何故だ! スタートが大事ということならばもう、よーいドンの合図と同時に花火が上がりクラッカーが鳴り雲が晴れ石油が沸きカモがネギとWii背負ってやってくる、まるで盆と正月が信長の首を持ってきたような大騒ぎがあって然るべきなのだ。
しかし相変わらずそれを学ぼうとしない。終わりよければ全て良しではないのだ。良いスタートを切ったんだからその後も良いに決まってるじゃんか、といった逆ギレのご挨拶として「明けましておめでとうございます」なのだ。それなのに奴らはそれさえも無視して「あけおめ!」「あけおめ!」その意味するところは要するに「明智光秀がおめぇの首狙ってるぜ?」ということなのだろうが、余はすでにそんなことぐらい知っておる! 余を誰じゃと思うておる、天下の覇者・織田信長なるぞ! しかし遠慮は無用じゃ、せっかくの正月、騒がないでは運気も逃げてしまうというもの! さあ皆の者酒を持て肴を食らって正月が逃げ帰るぐらいの大騒ぎじゃ! ハハハハハ! まるで盆と正月が一緒に来たような騒ぎじゃのう!
ざくり。
2007年01月06日 04:33