テスト期間。
いわゆるテスト期間に突入したのだけれども、突入するときの角度が悪かったのかはたまたテスト層のあまりの厚さによってなのか、突入する際の摩擦熱が思ったよりすさまじく、電磁コーティングされたプレートの上に小麦粉をはたいて耐熱効果を高めたスペースシャトルの船体が狐色にこんがりと色づいてしまった。
あとはあんかけをかければ「中華風シャトル揚げのとろりあんかけ仕立て」の完成ではあるんだが、こんなものを提出したところで単位がもらえるかというと、その確率は五分/五分/八分でもらえる/もらえない/しかしその料理には決定的な欠点があるぜ! に分かれてしまうだろう。
そんな博打を打っても結果は知れている。僕はギャンブルの才能がないのだ。では実力で、完全なる自力でもってこのテスト期間を乗り切らねばならない。或る意味で当然の、そして限りなくシンプルな結論に至ってしまった。どうしよう、じゃあ勉強しなきゃいけないじゃないか。そうだ勉強しなきゃいけないんだ。鉛筆一本でテストに挑むんだ。さあその鉛筆で、お前の作った唐揚げを刺してみろ!
「これは! あんかけのせいで、唐揚げのカリカリ感が失われてしまっている!?」
そうだ、それがお前の料理の、決定的な欠点だ!
2007年01月20日 22:02