アニメ。
日がな一日アニメという名の荒野を裸に国旗一丁という格好で駆け抜ける一陣の風こと僕。しかしあれ、アニメなんて見ても何にもならないね。楽しいけれども人生の何の足しにもならないってことがわかったよ今度こそは。いくら目の前で超常能力満載の主人公達が「気」のようなサムシングで迫り来るエネミーをチンしてたとしても、僕は相変わらずキャベツの黒ずんだ部分を取らないと食えない常識人。
そんな毎凡日をいくら繰り返したところで美少女が空から降ってくるわけでも突然許婚が押しかけてくるわけでも謎の女性との接触で潜在能力が覚醒するわけでもなければ外の変電盤をいくらスクラッチしても古代兵器は目を覚まさないまま電気代ばかりがto be continued、それでもアニメを夢を見せる。こんな駄目な僕でも、目の前で最愛の女性が殺されたら、無二の親友が爆発させられたら、師匠が僕をかばって串刺しになったら、初めて僕のこと「お父さん」って呼んでくれたらきっと雨が降っててもコンビニくらいに行く勇気湧く多分。
2007年02月26日 01:41