「とどめだ! 暗黒魔人! この俺の、聖覇粉砕牙でお前の野望を打ち砕く!」
「くくく! 馬鹿め! その技はワシには通じぬぞ!」
「何!」
「このワシの、天昇胎動陣の前には、貴様の聖覇粉砕牙は無力だ!」
「なんだと……! ならば! 父親の残してくれたこの最終奥義・竜虎断末撃で貴様を討つ!」
「がはははは! その技はすでに見切っておるわ!」
「嘘だ!」
「嘘ではない! 貴様がその技を使ったが最後、このワシの竜虎回転砲が貴様もろともこの地球を滅ぼすぞ!」
「くそ……! ならば俺の命を燃やす最後の秘奥義・昇竜時空斬で!」
「貴様あの技を使いよるか! ならばワシも本気を出そう、受けて立ってやる、このワシの暗黒轟雷波でな!
我らの技がぶつかれば、この地球もただではすまんぞ!」
「何だって! ならば……えーと、お、オーラバスターパンチで貴様を殴る!」
「ふん! そんな技、ワシの……えーと、ファイナルディバイダーでかき消してくれるわ!」
「ならば俺はさらに、アー……」
「アー?」
「アー……タック8500で!」
「は?」
「アタック8500で、お前を8500回アタックするぞ!?」
「ぐぅ……しかしワシは味噌煮込みシールドにそれが通じるかな!?」
「じゃあ、この抗菌ソードで!」
「そしたらワシの二つ折りドラゴンが!」
「それでも俺の片手間キッチンで!」
「なんの! ワシのえんぴつの歌が!」
「ではこの薬用チョップが!」
「しかしワシの初めてのおつかいに!」
「えーと……じゃあ…えーと」
「えーと、何でも返せるぞ、えーと」
「えーと……もうめんどくせえ! 喰らえ! 聖覇粉砕牙!」
「バーカめ! それは無力だと言ったはずだ!
ファイナルディバイダー!」
どかーん!
「技間違えたー! ぐわあー!」
2007年04月28日 17:39