■弱点は眉間

「さあ願いを言うが良い

 どんな願いでも一つだけかなえてやろう」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いでもそれは世界に一つ、お前だけの宝物」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、現実という壁に一度は阻まれるのだ」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願い?
 ねえ、どんなの? ねえ?」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、うちに出来る範囲なら叶えたんで」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、発送をもって当選と代えさせてやろう」

「さあ願いを言うが良い
どんな願いも、阪神の打線に例えてやろう」

「さあ願いを言うが良い
 いい年して恥ずかしくないのならば」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、素晴らしい思い出に変えてやろう」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも不自然に叶えてやろう」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、納得できる程度の言い訳を考えてやろう」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、叶えてやる気だけは満々だぞ」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いも、シェンロンに言伝してやろう」

「さあ願いを言うが良い
 どんな願いもそんな顔で言われたら……おばさん本気になっちゃうかも……」

「クリリンくん、話って……何?」

「どんな願いも、だいたい想像はつくけど」

「どんな願いも、味噌で煮込んで和風の味付けをほどこしてやろう」

「どんな願いでも一つだけかなえてやろう
 
 暇だし」

2007年08月12日 20:59