■はい、なんでしょう

残暑が相変わらず厳しい。まだ暑い。

クーラーは金がかかるので、せめてもの気休めに冷却グッズを買うことにした。

冷却スプレーでは効果が持続しないので湿布タイプの冷却グッズ「熱冷まシート」を買おうとコンビニに行ったのだけど、その熱冷まシートのパッケージを見て愕然とした。

幼い子供が熱を出して苦しそうにしているその額に熱冷まシートが貼られている絵が描かれているのだ。これは、熱冷まシートに何の効果もないということではないだろうか。熱冷まシートが本当に熱を冷ましてくれるのなら、これを貼られた子供が元気にハンマーを室伏ごと90メートルの彼方へ投げ飛ばしている絵が描かれてなければいけない。いけないのだ。

しかし描かれているのはシートを貼っているのに熱が下がっていない子供の絵!
これで「熱冷まシートでございます」とは、いったい貴様は何様だ!
何様シートだ!

僕がほしいのはこんな偽者じゃない。
もっとガチで熱を冷ませるシート、そう「ガチ冷まシート」が欲しいんだ。
しかしそんな商品はどこにも置いてない。
ガチ冷まシートがないなんて、馬鹿な。
この広い熱冷ま業界で、ガチ冷まシートが開発されてないなんてそんな馬鹿なことがあるか!

ははーん、きっと隠しているんだな。自分達だけガチ冷えしたいからって店員が独り占めしているに違いない! しかしそれがわかったからといって「ガチ冷まシートをよこせ、ガチ冷まシートはどこだ!」とコンビニ店員の前で食い下がルンバを踊っても、あいつらはガチ冷まシートを渡さないだろう。どうせ薄ら笑いを浮かべながら「困りますお客さマンボ」のステップを踏みながら僕に近づき、秘密を知った僕はいずれ口封ジルバを一晩中踊らされた挙句ウリナリ社交ダンス部に十五年禁錮の刑を課せられ、日の光も届かない地下の牢獄で一生看守に嘆キッスをしながら「あんなことしなければよかっタンゴ」を踊らなければいけなくなるんだ!


ちょっと頭冷やした方がいいな。

2007年09月05日 00:10