バイト探しの話の続きのヤツのあれのヤツ
フルーツのラッピングの短期アルバイトに申し込んだところ
「バイトをしたくば午後三時に面接に来い、さもなくば貴様の妹の命はないし弟はお前の代わりに雇う。しかも自給60たまごぼうろで」
ってな内容の矢文が郵便受けに入ってたので早速面接。現地に到着し待つこと十分、奥からエラそうな感じの人が出てきた。の。だ、が。これの見た目がどう考えても『アレ』
直接的表現を避けてなぞなぞ風に言うならば「薬剤師だけど医師じゃない人ってなーんだ!」「ヤクザ!」まあそんな感じの「堅気やおまへん」オーラの泉。まあでも雇用主になるわけだからと、この「カタギ・ヤ・オマヘン(1956~1993 独)」の前に履歴書を差し出す。
とりあえずは通例どおりにざっとした仕事の話、シフトの話、そして多少の世間話をしたのだけれども、そのどれもがとんでもない圧迫面接。オマヘンの、常にロン牌探してんのかってぐらいギラついた目で「うちは皆フレンドリーだから」なんて言われても愛想笑いどころか号泣しそうなぐらい心中スピリチュアル土下座。何だろ、僕も小学生の頃から手にタコが出来るぐらい喧嘩したり、お子様ランチをフォークと日本刀で食ったりしてたらこんな堅気離れした威圧感出せるんだろうか、バイトの面接でこんなに命の危険を感じたのはとにかく初めてで、「じゃ、今日はもういいから」と言われたとき何か失禁しそうだった。いや、してた。
まあとにかく帰ろうと思って立ち上がる僕に
「明日中に採用不採用の連絡入れる……から、絶対電話出れるように……しといて……ね」
もうわかんねーけど不採用だったら殺される絶対。
大阪湾に沈められるんだ。コンクリでラッピングされて。
2007年11月27日 21:56