■また母親からメールかユージロー

地震。

まあ地震があったんですよ。この頃ね、二回ほど。で、道歩いてても体感できるぐらい結構大きい地震だったもんですからかねてより「東海大地震!」とか煽られてたこちとらクエイク世代としては、ついに来たか! ってなもんで。前菜か! ってなもんで。

で、うちの親さ、息子が地割れに巻き込まれるスペクタクルを見て「Whaaaaaaa!! Coooooool!」ってなんないわけで、いやむしろお前ろくに女の子の割れ目に侵入できてないくせに地球のヴァージンを全身で奪ってどうすんだよこのガイア童貞、つって父親がメールをくれたんですよ。心配をね、電波に乗せて「地震あったけど大丈夫か?」

実際地震を体感した人はわかると思うけれど、揺れはしたけどなんていうか、そこまで酷いものでもなかったから「大丈夫か?」なんて大袈裟だなとも思ったけれどそこはやっぱり俺も父親産の息子だし、岩田護産のキンタマに数年間借りさせてもらった身としては「大袈裟だよ! ヨーロッパサイズでのXL袈裟だな!」なんて邪険にするのもアレだから「うん」とだけ返信。

昔から便りが無いのはOhメルシーと言うけれども、さすがに地震があって返信がないってのはよろしくないし、それに心配されているというのは幾つになっても有難い話だと思っているとまたメール受信。オイオイ、さすがにそれは心配しすぎじゃないか? と思ってメールを見るとfrom母親。

アレ? って思った。親父が水をかぶったのかな? その昔女人が溺れたという呪いの泉の上で修行してたときついつい足を滑らせてああめんどくせえ、らんま1/2のあの設定かな? 俺にらんまって呼ばれたいのかな? って思った。しかし良く見るとどうも偽装ではなくマジ母。

「地震あったけど、どうやった?」

たったこれだけの文字数で人を混乱させる文章なんてフェルマーの最終定理以来。

別居してんのかってぐらい父母感コミュニケーションの取れてなさにもビックリしたがそれ以上に「どうやった?」の意味がわからない。完全に「修学旅行どうやった?」のノリ。もしくは「合唱コンクールどうやった?」のニュアンス。「地震あったけど、うまく止めれた?」みたいな、だとしたら先の父親からのメールの「大丈夫か?」も大分意味が変わって「初めてだけどうまく止まった? 大丈夫か?」みたいな、アレ、俺さ、地震って天災だと思ってたんだけど、何、その、生理みたいなもんなの地震って。ナプキンの使い方さえ分かれば津波の心配は無いの? 横漏れギャザーって海岸沿い一帯カバーできるぐらい凄いの?

迂闊に「うん、大丈夫」と答えては、今度石川県で大きな地震があった際にものすごいスナック感覚で「ちょっときてー!」って言われそう「タラちゃん、ちょっとそれとってー!」ぐらいのノリで言われそうで怖い。そうなったらもう持てるだけのナプキンを持って里帰りするしかないんだけど、え、度々ごめん、地震のときってみんな夜用? 昼用?

2009年08月11日 20:39


もうなんて言えばいいかわからないけどすっげー笑った

投稿者 Anonymous : 2009年08月12日 09:57