父親が東京に来ていた。
仕事で東京に出てくる用事があるから、ついでに久しぶりにいつもアレ(エア切腹にガチ介錯して『オイオイ~(笑)』ってなるやつ)やるか! ってことで父親と半年ぶりに喋った。
ガチ介錯を終えて生首だけになった父親をDVDデッキの上に置き、自分の今までのこと、これからのこと、引越しのことと引っ越した後のこと、二十六歳という年齢のことを話す。
そういった社会保険も払えないテメェのことを真正面から話しているうちに、どんどん自分が情けなくなってきてはもう始終生まれてきてすいま然とした心中に「これからお前は、どうするんだ?」と(生首で)聞かれ、自分の胸中を話すときのあの何とも言えない絶望感。
これこれこういうことがしたい、のでまだ東京にいたい、その説得力がまるで薄弱とした湯葉っ気たっぷりに竹串一本刺せば溶けるほど甘ったるく響く。手書きの一億万円札持って築地の競りに挑むような、そんな見通しの緩い青写真だったのだけれども、父親はそれでも(生首で)頷いてくれた。
この愚息の薄弱な今後を聞いたその父親の胸中(ま、首だけだったけどネ!)いかなるものだったか、それは俺には中々想像できないほどに偉大なものであったけれども「ま、期待している」と父親が言ってくれた瞬間下のDVDデッキがウィーンって出てきたのでトータル・リコールのDVDを入れて再生ボタン押したら父親の顔がバラバラバラ~って解けて中から機械の顔が出てきて「アイルビーバック」「父さんそれ映画違うよ」「オイオイ~(笑)」ってなった。
2009年09月25日 23:11
父親が東京に来ていた。
っていう出だしだけで、息が詰まりそうになった。
「ま、期待している」
って言葉でおしつぶされそうになった。
トータル・リコールではなくど根性ガエルではだめだっただろうか?
どっこい生きてるブログの窓!
投稿者 00999 : 2009年09月26日 00:10
くそわらった。
投稿者 n : 2009年09月26日 00:35
オイオイ~(笑)
投稿者 Anonymous : 2009年09月26日 15:02