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■応援

「センパイがんばれがんばれ! やれるやれますってセンパイは今までだって皆を引っ張ってきたじゃないですかやれるやれるやれます! がんばれます! センパイならどんな逆境だって跳ね返して勝利を導くことができるやれますやれるやれるがんばれセンパイがんばれがんばれセンパイがんばれやれるやれるって、え、もっと応援してくれって、しますします! センパイのためなら全然応援しますだからがんばれセンパイがんばれセンパイ! もっと? センパイがんばれがんばれ、いけます全然いけるいけますからがんばれセンパイだからがんばれセンパイ早くマウンドにもどって皆をひっぱっていってがんばれがんばれやれるやれるやれますって私これ以上は無理無理声おかしくなってきてるしでもセンパイやれるやれる、がんばれがんばれセンパイもっともっと無理無理もう無理そろそろホントに喉つぶれるしそろそろ整体行かなきゃいけないし何か右ひざ痛いしあと私バレー部だし他校だしもうホントこれ以上は時間の無駄感のが勝ってきちゃって、え、そうですか? がんばれますか? 私ならがんばれる? もっともっとやれる? ホントですか! ありがとうございます! やれますよね私がんばれますよね! よーし、やるぞー!」

2008年07月05日 01:50


■人と水

東京の人

東京の人って何か怖い。東京の人っていったって実際触れ合ったのはガスを開けに来た人だけなんだけども、何か、作業中何かぶつぶつ言ってて怖かった。僕に話しかけているのかと思ったらそうでもなくて、ああでもないこうでもないと作業中一人で喋りながらで、何、あれなの、植物は話しかけながら水をやるとすくすく育つっていうのと一緒でガスの元栓も話しかけながら開けるとスゲー出たりすんの。「かわいいよ……かわいいよ……」とかいいながら開ければ「あ……私この人になら……天然ガスも出してあげても、いいかも……!」なんつってムラムラ来た末にガス漏れ漏れなの。そんでガス漏れ警報機もいかがですかってお前商売マキシマム上手だなオイ。かなんなー! たまらんぜよー!

東京の水

水が臭い。いやまあ大阪の水も結構なもんだったけど、東京の水はなんかもうカルキっていうの塩素っていうの「どーもー! 塩素でーっス!」って感じの完全出オチ。それでも我慢してカップラーメンでも食おうと沸かしたら沸かしたで「はいはいどーもー! プール入る前につかる白い水でーっス!」なんつって正統進化臭。ラーメンに対する食欲を水蒸気ごときに殺がれたのなんて二十四年生きてきて初めてだわ。仕方ないので浄水キャップ的なものを取り付けたら嘘みたいに塩素の匂いが取れた。やるなー浄水キャップ。多分浄水キャップの中ですげー怒られてたりするんだろうなこの塩素。「お前ホント、いつまでも大学生じゃないんだからね」「すいません活性炭センパイ……でも、俺、中途半端はヤなんです!」「ま、浄水場ではウケてたかもしれんけど、民間じゃそうはいかないんだから、な? 大人になろうや」あーやっぱ炭歴長い人は言うこと違うね。

2008年07月04日 01:38


■東京フォーム

東京に来たので日記を書く。

東京初日

不動産屋で鍵を受け取っていざ東京生活開始。何も無い一軒家の広さに愕然とする。3LDKを完全に見誤っていた、ナメていた、植村直巳ばりの装備で望むべき怪物だった。少なくともテントは持ってくるべきだったと大後悔。

とにかく引越し荷物が届くまでは暇なので、玄関に転がっていたほうきで軽く掃除を開始する。廊下を掃き、自分の部屋を掃き、キッチンを掃いたところで心が原子分解する。広すぎる。一軒家と書いて「ディアブロ」と呼ぶべきだ。でえだらぼっちに頼んで家ごと逆さに振ってもらうぐらいしないと除去しきれない埃の量に気持ちが完全撤収。ならば水周りだけでも! と向かった風呂場でナメクジを三匹発見。それぞれ「起」「承」「転」と名づけ、風呂場の扉をそっと閉める。

トイレを開けるとむせ返るような鉄サビの匂いと、便器に付着した血痕らしき汚れ。明らかに今の俺ではレベルが足りてないので、扉をそっと閉める。

仕方ないので一階の和室に戻り、畳の真ん中にちょこり座っていると壁に黒い何かが張り付いてるのが見える。近寄ってよく見ると乾燥しきったヤモリの死骸だった。

「結」と名付け、畳に突っ伏して寝た。

2008年07月02日 19:54


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