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■天狗じゃ! 天狗のサイバーテロじゃ!

携帯!
電話!
ぶっ壊れたー!

いやーなんか右ポケットに入れたまんま仕事してたら何かズボンの右側だけあっついの、すんごいあっつくてアレ? こすれすぎて右のキンタマだけ超新星爆発した? と思ってキンタマを覗くとしわの形が「ケイタイ アツアツ」になってて気づいた。

ポケットから取り出した頃にはもう電源が入らなくなっており、そしてアツアツ。バッテリーが熱暴走でもしたのかと思ってバッテリーを取り出してみたけれどバッテリー自体は二日目のご飯ぐらいのヌルさ。ん?

なんか最近バッテリーが爆発して大怪我! みたいなニュースも目にしてたからこっちとしては相当キメキメの覚悟で、かなりトラッド入った覚悟でバッテリー外す瞬間なんかもう「ショッカーバンザーイ!」って言う気まんまんだったのにあまりにも拍子抜けする温度で「ショッ!」って言ったまんまオヤ顔で停止。

よくよく見るとどうやらアツアツ源はバッテリーではなく液晶部分。いわゆる携帯電話の上半身が尋常じゃないほかほか具合。横で寿司職人がうちわと三杯酢持ってスタンバるぐらいの炊き上がりでブラックアウト。

念のため冷めた頃に電源ボタン押したり、充電してみたりもしたんだけどそれでも駄目。ということでしばらく、音信便秘気味になります。携帯が壊れて以降メール送ってくれた人は「なんだよコイツ俺のこと永遠(とわ)に無視しやがって!」とか思うかもしれませんが落ち着いてください。永遠なんてものはありません。万物は必衰、いつかは何者も崩れてゆくのだから……。でも悲しむことは無い。あなたの魂はちゃんと受け継がれてゆきます、そう、あなたがそれをちゃんと信じ、保証書さえ無くさなければそれは続いてゆくのですよ……。


保証書どこやったっけなー。

2009年09月30日 23:05


■万引きじゃないです、補充ですと言い張る元本棚

「立ち読み。

ってね、あるよね。まあ俺も書店員やるまで立ち読みぐらいいいじゃないか、別に減るものでもなかろう、なかろうて! 武田軍なにするものぞ! ぐらいの勢いで馬入店断られてた時期はあったんだけどもさ、まあ、なんつーの、書店員の立場にたつとやっぱりあんまりいい気分のものでもないのね。

いや立ち読みそれ自体は悪くないよ。それはやってくれて構わない。どうせうちの書店には途中までしか読めないようになってる立ち読み専用のコミックが用意してあって、それ以外は全部コールタールを満遍なくぶっかけた挙句上からきな粉をまぶして「どう見ても美味しそうなお餅……!」カモフラを採用してるので別にそれを読む分にはやってくれて構わない。

でもなんていうかさーたまにいるわけだよ、立ち読みしてたと思ったらそれをおもむろに右ポケットへぎゅっ! と詰め込んだら左ポケットからインコがにゅっ! と顔出して「カイジ!」「おいアイツカイジ盗んでるぞ!」ってなることがさあ、まあそれは極端な例だとしてもビニールを勝手に外したり、飲み物が少しこぼれて染みになっちゃったり、あと背表紙が折れて売り物にならなくなったり。

つまり立ち読みは、それ自体悪いことではないのだけども『万病の元』なわけで、立ち読みしているヤツを無視するわけにはいかないのよ。立ち読みしてるやつって発がん性物資なわけ、僕ら白血球としてはさ横で発がん性物質がアップ始めたらそりゃ見なきゃいけないでしょ、見過ごすことはできないでしょ。屈伸運動ならまだしも、まだしもだよ。指に唾つけて風向き見だしたらもうアウトだね。発ガンする。完全に発ガン徴候だからね、そう、つまり未然に防ぐってのが書店員にとって大事なことであって絶対に立ち読みから目を離しちゃ駄目なの、そう、絶対ね、」
「先輩」
「ん?」
「ライトノベルの棚が無くなってます」
「棚、ごと?」
「棚ごと」
「ごと?」
「ごと」

「ま、こういう風に善行をつんだ棚が人間にしてもらってさ、お礼も言わずにどっか行くってケースもあるけどそれはこの場合関係なくて……」

2009年09月28日 22:56


■コナンくんがハードボイルドっぽい台詞を言おうとして途中で蘭姉ちゃんにビンタされるシーン集

「本当に男前の男ってヤツぁ、自分を必要以上に誇示したり誇張したり見栄を張ったりするもンじゃねえんだよ……いいか、男前、ってのはな……そいつの男ぶりに女が勝手に後ろからついてくるから男【前】ってンだ。努力もしねえ、背中で語れねえ男ほど女の【前】で見栄をはぶっ」

―名探偵コナン 15巻:「凶器の隕石から犯人の指紋と、未知の鉱石!」より

「夕日を眺めて泣くなんざ、男のすることじゃあねえ……。いいかボウズ、本物の男は夕日を眺めるとき何を思うか、今まで抱いた女のことを思うのさ。男が夕日を見て泣くのは、あの潤んだ朱色が別れを告げたときの女の瞳にそっくぶっ」

―名探偵コナン 56巻:「ここが東京かぁ~(前編)」より

「よしな、小五郎のおっちゃん……そんなゲスを撃ったって弾の無駄遣いだ。そんなゲスにはもっともふさわしい処刑方法がある、いいか、そいつが大事そうに抱えてる人質の赤ぷよの隣に、おっちゃんの赤ぷよを並べてやるんだ。そうすりゃその赤ぷよはぶっ、消えて人質もいなくなっへぶっ、後は上から落ちてくるお邪魔ぶっ」

―名探偵コナン 2巻:「じゃあ母ちゃんが推理すりゃいいだろ!」より

「人を殺すのが正義だと……笑わせンじゃあねぇ。いいか、こういう話がある。とある密室に男がとじこめられた。部屋の中は窓も無い、粗末なベッドと砂嵐しか移らないテレビ、そしてビニールのプチプチだけだ。男は暇つぶしにプチプチを潰し始めた、だが同時に気づいた。プチプチの中には毒ガスが少しずつ入っていたんだ。潰し続ければガスが充満して男は死ぬ、しかし男は取り付かれたようにプチプチを潰し続けたんだ……そして男は死んだ。これは誰が悪いと思う? 誰も悪くなんかねえや。人が死ぬってのはそういうこった」

カチッ シュボッ

「ふぅ……タバコってのは、人の感情に合わせて味を変えやがる……おめぇも吸えよ」

カチッ シュボッ

「ふぅ……。

 おっぱいつぅーん! ぶっ」

―名探偵コナン 43巻:「タッチ! いえーい、お前次鬼な! そして、お前はこいつがタッチされるのをただ黙って見てただけの、傍観者な」より

「いーつまでも手うぉう繋いでぇ、いられるよっなっ気がしていたぁーん
 なぁーにもかもがきぃらめぃてぃ、ガムシャッラッにゆぅめを追いかけたぁーん
 きーみぃが居なくなぁることうぉう、はじめってっこわいと思ったぁーん
 人を愛すっるっと言うことにぃ、気がとぅーいたいつかのメッリックリぶっマぁーぶっ」

―名探偵コナン 76巻:「スパムがうっとうしいのでまたアドレスを変えました。お手数ですが変更お願いいたします(中篇)」より

2009年09月27日 18:25


■007は二度死ぬ。モンハンは苦手。

父親が東京に来ていた。

仕事で東京に出てくる用事があるから、ついでに久しぶりにいつもアレ(エア切腹にガチ介錯して『オイオイ~(笑)』ってなるやつ)やるか! ってことで父親と半年ぶりに喋った。

ガチ介錯を終えて生首だけになった父親をDVDデッキの上に置き、自分の今までのこと、これからのこと、引越しのことと引っ越した後のこと、二十六歳という年齢のことを話す。

そういった社会保険も払えないテメェのことを真正面から話しているうちに、どんどん自分が情けなくなってきてはもう始終生まれてきてすいま然とした心中に「これからお前は、どうするんだ?」と(生首で)聞かれ、自分の胸中を話すときのあの何とも言えない絶望感。

これこれこういうことがしたい、のでまだ東京にいたい、その説得力がまるで薄弱とした湯葉っ気たっぷりに竹串一本刺せば溶けるほど甘ったるく響く。手書きの一億万円札持って築地の競りに挑むような、そんな見通しの緩い青写真だったのだけれども、父親はそれでも(生首で)頷いてくれた。

この愚息の薄弱な今後を聞いたその父親の胸中(ま、首だけだったけどネ!)いかなるものだったか、それは俺には中々想像できないほどに偉大なものであったけれども「ま、期待している」と父親が言ってくれた瞬間下のDVDデッキがウィーンって出てきたのでトータル・リコールのDVDを入れて再生ボタン押したら父親の顔がバラバラバラ~って解けて中から機械の顔が出てきて「アイルビーバック」「父さんそれ映画違うよ」「オイオイ~(笑)」ってなった。

2009年09月25日 23:11


■ モンモッモモモモモッンモスバーガーでの出来事

「オラオラどけぇい、どきやがれぃ!」
「いたっ! ちょっとあんた! 何をするんだ!」
「ああん? テメェ、俺が誰だかわかってんのか?」
「ピンクの肌に、柔軟性のある体……あんた、あんたまさか!」
「そうよ! 俺よ! バーバパパさまよ! 
 この町に俺より『ハ』の多い人間はいねえ! ガハハハハハ!
 ポーカーならフラッシュだ、ぐふっぐふふふふ!」
「畜生……駄目だ、敵わねえ……俺の名前『モリミツコーン』じゃあ……到底……!」
「ちょっとアンタ、でかい図体して邪魔だよ、どきな」
「ああん!? テメェ、『ハ』がいくつあるヤツに向かって言ってると……お……お、お前は!」
「「ビールビンビンタビッチ!」」
「すげえ! 『ビ』が四つだ!」
「バーバパパはバとパの二種類あるけど、ビッチはビだけで四つだぞ!」
「ふうん、あんたがポーカーで言うところのフラッシュねぇ……
 ならさしずめアタイは、ストレートフラッシュって感じかい?」
「く、くそ! 覚えてやがれ!」

ドンッ!

「おい! 邪魔だ! なんだ貴様!」
「こんなに店で暴れて……謝罪もせず、どこへ行こうってんだ」
「うるせぇ! てめぇの知った……た……た……!」
「ザンパンテンシンハン!」
「『ン』が五つのザンパンテンシンハンだ!」
「ウヒョロー! まさかこの目でザンパンテンシンハンの『ン』の多さを拝めるなんて!」
「さあ、皆の前で謝ってもらおうか」
「う、うるせえうるせえ! ビが多いからなんだ! ンが多いからなんだ! 俺のバックにゃあ、バーバパパ場ノ馬場がついてんだぞ! どうだ! 片手じゃあ数えきれねえほどのハの量! まさに重複文字界のスーパードン! 【ゴッドファーザー】なんだよ!」
「はて……ワシは貴様なぞ知らんがの」
「ああん!? なんだジジイ!」
「おいおい、ワシのことを知っておると言ったのは、君じゃろう」
「ジジイ! てめぇのことなんか……ハッ! ま、まさか!」
「爺さん、あんた……!」
「まさか! このお方は!」
「伝説の【ゴッドファーザー】!」

『ボボボボボボボボボボボボボボボブー!』

「ひ、ひええええー! お、お助けぇ~!!」
「ふん、小物め。これに懲りたらいきがるでないわ」
「お会いできて光栄ですボボボボボボボボボボボボブー!」
「ホッホ、三つほどボが足らんぞ」
「こ、これは失礼!」
「ガハハハハハ!」
「ホッホッホッホ!」
「あっはっはっはっはっはっは!」

2009年09月24日 18:05


■斬九郎以降は皆同じバスで来た

「あーあ……明日は運動会か……僕足遅いし、やだなぁ。同じクラスで、僕がゾッコンほの字のミヨちゃんに格好悪いところ見せたくないなぁ……はぁ……やだなぁ……明日雨降らないかなあ……」

『話は聞かせてもらったッ!』
シュタッ!

「あ、き、君は! ゴールデンホークの健!」
「シンイチくん、一人で悩んでないで僕に相談しなよ! まったく、君ってヤツは……」
「健! ありがとう!」

『フン……ゴールデンホークの健、貴様ばかりに良い思いはさせんぞっ!』
シュバッ!

「あ、まさか! 黒薔薇のジョニス!」
「フ……ジョニス! 貴様がいてくれたら心強いぜ!」
「勘違いするな健、俺は貴様に手を貸すつもりはない。ただ、運動会とやらに興味があるだけだ」
「ハッ! お前らしいな! しかし俺たち二人がいれば百人力だぞシンイチくん!」

『二人で百人力!? 哂わせるぜッ!』
バッ! ババッ!

「鉄腕双子のテニスとペニス!」

『オモシロそうなことをやってるじゃないか、俺っちも混ぜろい!』
ニューンモッ

「液体金属のフトシ!?」

『運動会を中止に……か。いいデータが取れそうだ』
ブロロロロロロ……

「【ジ・オートマ】のドクター・マッドまで!?」

『シンイチ コレガ人間ノモツ 勇気トイウチカラカ』
チリンチリーン

「究極庄内地方破壊兵器・イモニカイザーじゃないか!」

『血の……匂いに……誘われて……』
ブーン、キキーッ 「お客さん千五百円になりますー」

「ブラッディ・マリー! 来てくれたんだね!?」

『う、頭が割れるように痛い……ここが、俺の失われた記憶に何か関係が……?』

「ミョウガ食い過ぎの斬九郎! 生きていたのか!」

『あ、どうも』

「大天使ミカエル!」

『この報酬は……高くつくぜ?』

「ヤッくん!」

『この惑星の運命が……決しようとしている』

「モッくん!」

『この中の誰かが……この戦いで死ぬ!』

「布川メンバー!

 みんな……みんな僕のために……!」

「シンイチくん!」「シンイチ……」「シン坊!」「サンプルナンバー・2」「シン・イチ」「シンイチちゃん……」「シンイチ、というのか……?」「あ、どうも」「シンイチ」「シンくん」「シンイチ!」

「「「「「「「「明日、雨が降るといいな!」」」」」」」」

2009年09月23日 16:15


■CV佐藤利奈

「フンフ~ン♪ 目にも止まらぬ一本貫手の~腕を買われてドーナッツの真ん中の穴を開ける仕事に就いてラララ~♪」

私の名前は「万ヶ一 IF美(まんがいち いふみ)」! ここベラルー市立屯田高校に通う何の変哲もない高校生、オシャレ大好き、甘いもの大好き、勉強にスポーツに……そしてちょっとだけ恋に励むごくごく普通のオンナノコ! でも、私には、人にはとても言えない秘密があるの……。

「キャッ!」

ドッシーン!

「いたたたた……ちょっと誰よ! こんなとこで立ち止まって、消火栓から五メートル以内は「ごめん、君、大丈夫かい!?」駐……車……禁……止、え、う、う、売得先輩!」

トンコー(屯田高校)女子みんなの憧れ、売 得(うりえる)先輩! かっこよくて足も長くてスポーツ万能! 成績だって学年で毎回トップ! 他の男子にはない大人びた雰囲気で女子の人気を一手に集める、トンコーのスーパースター!

「ごめんよ……駐車禁止だってわかってはいたんだけど、どうしてもリアルゴールドが飲みたくなって」
「う、ううん! いいの、あたしこそ……前方不注意だったかも……」
「あ、急がないと遅刻しちゃう、ほら、君、乗って」
「え、い、いいの!?」
「僕のせいで遅刻させちゃ、悪いからね。ほら、しっかりボンネットにつかまって、飛ばすよ」
「(夢見たい……売得先輩とこんな……)」

「……み……ふみ……コラッ! 万ヶ一!」
「は、はい!」
「授業中になぁにを幸せそうな顔で寝とるんだ!」
「へっ、ゆ、ゆめっ!? う、売得先輩は……」
「ああん? 売得ぅ? お前は何の夢を見てたんだ、この馬鹿!」
「いたっ!」
「あははははははは!」

キャァー!

「え、な、何っ!?」
「悲鳴っ!?」
「四組の方からだ!」
「行ってみよう!」

「キャァー! 誰か助けてー!」
「ズームズムズム! 俺様は怪人・タオル主義! ここの人間を日雇いに一匹、もらってゆくズム!」
「怪人!」
「おい貴様! 学校で勝手な真似をうわっぷっ!」
「先生の顔にタオルが!」
「邪魔立てすると貴様も窒息死させてやるズムよ!」
「(助けなきゃ……でも……!)」
「助けてぇー! 誰かぁー! 日の差さない工場で単純作業させられちゃうー!」
「(どうしたらいいの……!?)」
「じゃあこの娘はもらっていくズムよ!」
「嫌ぁー! 誰か、あ、あなた、ま、万ヶ一さん、よね!?」
「えっ!」
「あなた、私知ってるのよ! あなた、こないだジュンク堂で!」
「!!

 エステルエステル三エステル! 合わせてエステルポリエステル!
 変身! 化学繊維忍者・ケミカルエステル!」
「ズムッ!? なぁんだ貴様!?」
「問答無用!
 化学繊維忍法……影口縛り!」
「ズムぅ~! ヤツの影が伸びて俺様の口にぃ……じゃ、なくて……あれ?」
「んー! んー!」
「早く連れて行きなさいよ」
「ズム? なんでこいつの口を封じたズム?」
「そのクソビッチを連れていけって行ってんのよ」
「IF美ちゃん! どうしてそんなひどいこと!」
「黙んな。あんた、あたしの忍法で部屋干しされたいの?
 他にも邪魔立てするってんなら、容赦しないよ!」
「ズムぅ……まあ、なんか知らんがこの小娘はもらっていくズム! ご協力、感謝いたしまズム!」

ばしゅーんっ!

「消えた……」
「(ふう……まさか学校にまだ知っているやつがいたとはね……危ない危ない。でも好都合だったわ……私の秘密……絶対知られてはいけないんだから……絶対、どんな手を使っても……!)」


今週もかろうじて秘密を守りとおすことに成功したIF美! しかし次回、意外な人物が彼女の秘密を握っていたッ! 趣味がネットラジオのその男を、IF美は止められるのか!? 百円以下の品物を買っては宛名『女犯坊』で領収書を切ってストレスを解消するこの秘密を、護り通すことが出来るのか!? 次週! 「東京大停電」 乞うご期待!

2009年09月22日 20:40


■後日健康になった彼女が集金に来る

あー看病してえ。

アレだよ、愛って何恋との違いは何なんつって思春キリキリ舞になってる君らは人を看病したら愛とは何かがわかる。人が人を看病する理由なんてそこには愛しかないから。そこにはセックス以上に濃厚な、純度ガチ%な、チュッチュヤンヤン以上にンモォーダメダメが含まれているんだ!

ってことでどっかに手ごろに熱出したかわい子ちゃんでも挟まってねーかなーなんて郵便受けに目を凝らす毎日だけれども無い、わかってる、無いんだ。そういう風に世の中が出来てないってアイノウ。だからもうさ、アマゾンとかで選べるようにしたらいいよ病人。

もちろん重症から軽症取り揃えて「あれ髪型変えた? パーマあてた?」と思ったらそれドレッドじゃなくて全部ハブでしたみたいなヤツから銀紙噛んでるだけのヤツとか。そんで選んで注文してしばらくしたら「ピンポーン」って来て「はいはーい」なんて出て行ったらもう息も絶え絶えなの。立ってられないくらい虫の息で「すいません、お届けにあがりましたー! こちらにサインいただけますかー!?」ってね。ハブがね。代わりにね。

んでそいつが治療キットとか薬とか、あとこういう場合どういったものを食べさせたら良いかが書かれたマニュアルを持ってるんでそれを見ながら「大丈夫? 動かない方いいよ」とかいって自分のベッドに寝かせて治療すんの。で、病人は汗かくけど自分じゃ着替えられないから「だ、だいじょうぶ! 俺目つぶって着替えさせるから!」なんて手探りで服を脱がせてたらなんかやーらかいものが手に当たる……ふよふよして……大福みたいな……まさか、まさかこれは! って薄目を開けてみたらわー! やっぱり! 花月堂本店の豆大福だー!

なんてハプニングもありつつ懸命に治療してたらいつの間にか俺も寝ちゃってて、ハッ! とか目が覚めてヤバい! 冷えピタ変えなきゃ! つって寝てる彼女の冷えピタ変えようとしたらその手を彼女がそっと握り、熱も幾分下がって少し安心したような表情で「ありがとう……」


ってね。ハブがね。代わりにね。

2009年09月21日 20:55


■全国展開チェーン湖の接客レベル

「さあ今日も俺は木こりとして木をこりってそれ使い暖を取ったり食料を保存したり家具を作ったり新型プレイステーションのモックアップを作って企業のコンペに応募したりす、わー!!」

ぼちゃーん

「あー! あーあーあー……上述したような目的を成就させる手段すなわち斧が池に落ちちゃった……大事な手段もとい斧だったのに……」

ごぼごぼごぼ……

「お、おや? 湖面が泡だって……」

ざばーん↑

「わっ! あっ、えっ、女神、様? もしかして、池の女神様!? これは……噂に聞く……金の斧銀の斧!? よかった! 災い転じて福とな」 

ざばーん↓

「待って待って待って」
「何」
「いや女神様、出てきてくれたのに何で速攻沈むの! あれでしょ? あなたが落としたのは~っていう例のアレをしにきたんでしょ?」
「違うけど」
「うわー無意味な語尾の逆接が凄いムカつく。え、だって、ざばーん! って出てきたじゃないですか」
「いや、自動だからコレ」
「自動……?」
「木こりが斧落としたら自動でせり上げられんの。ウチら」
「斧キッカケなんだ、え、でも、ってことはどちらにせよ僕の斧返してくれるってことじゃないんですか?」
「あのさー、あー、じゃあ凄い分かり易い例えしてあげる」
「はい」
「例えばコンビニとかで客が入ってくるとするじゃん」
ごぼごぼごぼ
「そしたら何かチャイム鳴るじゃん」
ごぼごぼごぼ
「で、そうなると店員は客が何も買わなかったとしても一応レジには居なきゃいけないじゃん」
ごぼごぼごぼ
「そういうわけなんで」
ごぼごぼごぼ……
「待って待って待って」
「何。キモい。何かしらキモい」
「得体の知れないキモさは謝りますけど、説明聞かせながら沈むの卑怯でしょ!」
「ちょっとうるさくしないでよ。二階でお爺ちゃん永眠してんだから」
「だったらどの道起きないでしょ。
 え、じゃあ今の例えでいうなら、僕はモノを買う客ですよ!
 だって斧返して欲しいし!」
「あー」
「うわすげえめんどくさそうな顔した」
「んー、じゃあ、どんな斧?」
「え、そりゃ、普通の斧……」
「ハッ」
ごぼごぼごぼ
「待って待って!」
「普通ってアンタねえ。見つける気全然ないでしょ」
「え!? だって金の斧銀の斧だったら……」
「知らないけどさそんなの、斧返してほしいんでしょ? アンタ湖底に何本斧と白じゃないたまごっちが転がってると思ってんのよ」
「いや後者はただのブームの犠牲者ですけど。えーと、じゃあどういえばいいんですか?」
「はぁ。えー。まず、色は?」
「えと、柄の部分が茶色です。樫の木製の」
「か、しの木……かしってどんな字だっけ」
「あ、木偏にですね、孫堅の」
「カタカナでいいや」
「……」
「で、大きさは? どのくらい?」
「そんな大きくは無いです。手斧サイズの……」
「あそ。じゃ、この空欄に出来るだけわかりやすいイラスト書いて。あと連絡の取れる携帯番号」
「え、はい。

……どうぞ」
「はい。えーじゃあね、一応見つかったら後でまた連絡しますんでね。はい、お疲れ様ですー」
ごぼ
「待ったー!」
「止めんの慣れてきたわねアンタ」
「ちょっと待ってくださいよ! 何すか今の!
 俺デパートで財布落としたとき似たような対応されましたよ!」
「誠意ですけどー」
「語尾をのばすな! 見つけたら連絡します、って、どう考えても探す気ないときの対応でしょ!?」
「じゃあどうしたらいいの」
「今すぐ見つけらんないんですか!? さっき落としたばっかなんだから、すぐ探せば……」
「だからねえ、湖底に一体何本の斧とファミコン版のスプラッタハウスが転がってると思ってんのよ」
「後者は出来が悪かったからですよ! 実際斧なんて何本も無いでしょ、お願いしますよ、大事な商売道具なんですから……」
「わーったわーった、聞いてみますから、ね、少々お待ちくださいや」
「聞くって、一体誰に」
「拾得係」
「いるんだ」
「あーもしもしー? えーと、あの斧なんですけど、ええ、今日です。はい。届いてないです? 何か、樫の木製で、あ、ない、あ、そうですか、はーい、どーもー。

……」
「その『今の会話で大体予測つくでしょ?』って目やめてくださいよ! 伝えるのすら億劫なんですか!」
「無いって」
「知ってるわ!」
「じゃ」
「待ってー! わかりました! わかりましたから! 最後にちょっとだけ探してください! あの、ここ、この辺に落ちたんです。だからこの辺だけでも探してください!」
「探したら帰ってくれんの」
「帰ります! 諦めますから! だからお願いします!」
「えー。ここ?」
「はい、その辺に落ちてるハズなんです!」
「ちょっとまってね、んー……」
「え、ちょっと、目なんか閉じて、全然探してないじゃないですか」
「黙って。集中が途切れる」
「もしかして、超能力的な……千里眼か何かで探してる……!?」
「んんん……!」
「凄い! やっぱり女神様は凄い!」
「んん……あーダメだー。やっぱサンダル脱ぐー」
「え、超能力ですよね? 千里眼ですよね!?
 まさか、足で探してないですよね!」
「あ!
 あ、これ塩素の玉か」
「アンタ目開けて潜れない小学生かよ! ちょっと、人の斧を足で探すのやめてくださいよ!」
「あった、棒状、これだ」
「えっ、ホントですか?」
「ほれ」
ざぱー
「足の指の股で挟んで渡すなー! せめて手で、最後は手で渡してこいよ!」
「嫌なら捨てるけど」
「受け取ります! 受け取ればいいんでしょ! もう……二度とこんな湖に斧を……あれ?」
「ん」
「斧じゃ、ないですよこれ。何ですかコレ」
「あ、スーパースコープだね」
「……。
 僕が落としたのは、スーパースコープじゃないんですけど」
「正直でよろしい」
ごぼごぼごぼ
「待てコラー!」

2009年09月20日 19:36


■高津先輩の餅マジうめぇから

戦争を終わらせる方法。

をずっと考えててさー、つか、戦争って凄い哀しみしか産まないじゃん。戦争なんかしてるやつって凄いダサいと思う。だって俺戦争してる動画youtubeで見たけど何あいつらのファッション超ダせぇ。マジ無いって。俺ならネクタイとかシルバー巻いてアクセントつけるね。

あー、んー、でー戦争終わす方法なんだけど、俺、アレ、餅だと思うんだよ。

ちょっ、タカシおめぇ聞けよ。携帯切れって、あ? んだよ、美香? ああ、美香か。あいつマジ五人ぐらいとやってっからホント。パープリンだかんな。おめぇもパープんなよ。

あ、んでさー餅ってさー超うめぇじゃん。何、餅チーズとか俺ホントノーベル賞あげてーもん。俺イマ持ってねーけど、母ちゃんとか多分まだもってっから、ノーベル賞。え? いやそりゃノーベルアカデミー賞だろ。ノーベルグラミー賞でもいいよ。いやまあ、なんつーの、餅って何とあわせても相性いいわけよ。餅チーズだろ? 餅ポテトだろ?

……な?

だからさ、こんなにうめぇ餅をぶつけられても怒らないわけよ。マジで。ためしにぶつけてみ? 餅、俺に。おこらねーし。いや全然、マブって終わりだよそんなの。マジ餅ぶつけるやつって大体良いやつだし犬好きだしね。んでさ、だからさーさっきから何回もいってっけど銃の弾を餅にすればいいんだよ。そしたらさ、撃たれた方も死なねーし、むしろ嬉しすぎーの、嬉グリアだろ実際。

だからさ、な、餅にしようぜ餅に、タカシ、聞けって、何だよ、タカシ、おいタカ

ってぇな! 何だよ何すんだよテメェ! あ? 餅!? たりめーだろキレんだろ上等だろ来いよああ!? おめーが餅ぶつけてくんならこっち豆餅だかんな! 来いよ! おら来い……おい何だよやめろよ海苔巻くなんて、そこまでじゃねーよ俺、いやごめんな? ごめんごめん。海苔巻かれたら、無い無い。ごめんな?


ごめんって、な?

2009年09月17日 22:16


■ケホッケホッ

「顔にパンチを当てれたら認めてやる、だって? へっ、僕をナメてもらっちゃ困る! そんなの簡単さ、こうやって……」

ブンッ

「き、消えた?」
「残像だ」
「残像!? 残像っていうの!?」
「余りにも俺が早く移動したため、俺の姿だけが空中にしばしとどまる。それが残像だ」
「常軌を逸した速度が為せる現象ってことかよ……でも、だからって僕のパンチが当たらないなんて」

バンッ!

「パンチが当たらない……いや、届かない! 何かに弾かれてるみたいだ!」
「ククク」
「これはまるで……磁石だ! 反発しあう磁石の作用だ! 僕の帯びている電荷と同じ電荷を纏うことで、パンチが届かないようにしているんだ! えーと、そういうのって、えーと」
「電磁障壁だ」
「そう! 電磁障壁! そんな名前だった!
 よし、だったら電荷を逆にして、と。……これでどうだ、パーンチ!」

スッテーン!

「あれー! まるで柳のように僕のパンチをかわした! 僕のパンチが剛だとするならこの動きは柔! えっと、それって何で? どういうの?」
「貴様の力の流れを読み、その流れに逆らわず受け流したに過ぎん」
「え、そういうの、って……何て……いうの?」
「……」
「え、もう学校で習ってるところ?」
「ククク」
「え、ちょっと待って、待ってね。
もしもし、もしもしおじいちゃん!? えっとね、聞きたいことあるんだけど、ううん違うアボカドの栄養価の話はもういいの、えっとね、力の流れを読んでそれに逆らわず受け流す柔の拳って、何ていうの? え? いや違う、東京ドーム何個分のビタミンとかじゃなくて、柔の……流水風舞? ホント?

流水風舞!」
「愚かな……」
「違うって! 違うよ! 多分名前変わってるんじゃない今? おじいちゃんの時代の呼び方でしょそれ!」
「流水風旋、だ」
「ニアミスだった! 意外と当たってたごめんねおじいちゃん!
よし、でもお前の残像と電磁障壁と流水風旋は覚えたぞ! もうパンチは当たるはずだ、えーい!」

ぺローン!

「えー! 気づいたらパンチをする前に戻ってる! 僕がパンチをしたという事実そのものが何者かに消されたみたいだ!」
「フッ……」
「時空の流れを操り、自分以外の空間を完全に制止させる」
「あ、時空転回掌!」
「のは時空転回掌です、が、では今私が貴様に対し行った事象の結果を丸ごと歴史から消し去ってしまう奥義は何でしょう?」
「ひっかけー! ひっかけとか卑怯だよー!」
「ククク」
「時空を操ってるわけじゃないから、時空なんとかじゃないんだよね……事象……事象転回掌……」
「チッチッチッチッチッ」
「ちょっとちょっとちょっと! カウントダウンとかやめてよ! さっきまでやってなかったじゃん!」
「ククク」
「事象転回掌!」
「ククク……
 クックックックックッ」
「えー! 笑い声かと思ったらカウントダウンだった! 違うの? 事象転回掌じゃないの!?」
「ヒント」
「ヒント!?」
「お母さんが毎日使うものです」
「えー……お母さんがぁ~?

 ……天地撃滅破だ!」
「愚かな……」
「えー!?」
「まーくーん! 入るわよー!」
「あ、お母さん!」
「お夜食ですよー。あ、先生もよければどうぞ」
「ククク」
「あらやだ先生ったら、お上手! もう、こんなおばさんからかっても何も出ませんよ~!」
「ククク」
「あ、そうだ、お母さん! お母さんが毎日使うものでぇ、事象を無かったことにするのって何?」
「え、そんなの自分で考えなさい! ね、先生?」
「ククク」
「えーもーケチぃ~! あ、オレオ最後の一個もらいっ!」
「こら! 先生がオレオを食べるために顔の包帯解いてる最中でしょ! 意地汚いことしないの!」
「へへーんだ! 早い者勝ちだよ~!」
「まこと! こらっ! もう怒ったよ~! 天地撃滅破!」


2009年09月16日 20:34


■賭博キチン質カイジ

カイジの試写会いってきた。

東宝の社長と毎晩小型、中型、大型、バス、特殊乗用車をとっかえひっかえしてのカーセックスをしてたお陰で俺の再三に渡る「ねぇん……カイジの試写会……いいでしょ?」というおねだりが実り、ようやく社長は首を縦に振って俺に抽選ハガキをくれたので、応募したら当たった。で、行った。

感想を書くと凄くネタバレになってしまうので、もし「絶対見に行くもん! 楽しみにしてたお父さんとお母さんと甥と姪と叔父と叔母の位牌を持って見に行くもん!」という方は今すぐ眼球と言語野を質に入れてきてください。入れました? では以下にカイジ感想↓


伊藤カイジ二十六歳。人生に大した目標も無く適当にアルバイトをこなし毎日を自堕落に過ごす青年。口癖のように「俺の人生はまだ途中、俺はまだ本気出してない、いつかきっと……いつかきっと……」と繰り返す伊藤カイジがある日、人生の転機となる究極のギャンブルゲームに身を投じる。その極限の中をカイジがどのように切り抜けていくかを上映している東宝本社ビルまでは西国分寺から約一時間ほどで到着する。

最寄り駅は有楽町駅ではあるが、東京駅からでも大した距離ではないので乗換えが嫌な人は中央線でそのまま東京駅までいき、そこから徒歩で東宝本社ビルに向かうのだ!

しかしここで意外な事実が彼らを襲う。東京駅では現在、戦災により屋根と内装の一部を消失した丸の内駅舎の復原、保存工事が行われていた……! まだ完成には至っていないが、すでにその威容が想像できるほどに工事は進んでいる……! 果たして大した怪我人も出ず工事は終了するのか!? 物語は加速し! 日比谷屋台村はお昼時には混むので芝生に座ってご飯を食べる!

ざっとしたストーリーはこんな感じ。映像的にも「これは!」というシーンはいくつもあったんだけど盛り上がるところで必ず右から「wwwwwwwwwwwww」というコメントが流れて画面が見えなくなってたので、そこは少しマイナスポイントかな。でも藤原竜也と香川照之の演技はとても良かったし、近所のファーストキッチンの接客も丁寧だったので個人的にGood!(岩田さんのGoodは五年に一度出るか出ないか)

あと、今回クリリンと悟空は出てこないのでその辺を期待している人は要注意!

2009年09月15日 17:56


■『野茂の自己紹介』もオススメ

「あ、藤崎さんだ。藤崎さーん、オーイ!」
「あら、ご本人登場とはサプライズね」
「誰がここで僕のモノマネしてたんですか。
 あ、また漫画読んでるんですね」
「ええ、私、どうやらこの文化に心のアキレス腱を切られてしまったのだわ」
「ハマる、っていう事態をそういう風に表現する人初めてです
 今度はどういうのを読んでるんですか?」
「恋愛漫画にアキレス腱を切られているわ」
「へぇ~僕はあんまり読まないなあ、何が面白いんです?」
「そうね、今おもしろいのは『ハチミツと多年草』かしらね」
「あ、『ハチミツとクローバー』ですね。有名だから僕も知ってますよ」
「あと話題になってるところでは『宅配業者』なども面白いわ」
「『君に届け』ですかー読んだことないなー」
「そうね、では、話題のジョルトカウンターをぶちかましてみるけども、ウィルソンくんはどういった漫画にアキレス腱を切られているの?」
「僕ですか? 僕は普通に少年誌とかに載ってる感じのばっかりですね」
「『超器用 輝』とかかしら」
「『ゴッドハンド 輝』は読んでないですね、医者もの苦手なんですよー」
「あら、では『アトムは無視』も苦手なのかしら」
「『ブラックジャックによろしく』も読んでないですね、なんか、手術シーンとか苦手なんですよね。スポーツとか、サスペンスとか好きかなー」
「では、『山岳』とかかしら」
「『岳』おもしろいですよね! 山に登りたくなりますよー!」
「では、やや古典ではあるけれど『蒸れるし透けるし実用性皆無』などを薦めておくわ」
「『ガラスの仮面』ですか、アレまだ終わってないんですよね? 読んでみようかなー」
「しかし私のイチオシは、『東京消滅』ね」
「え、『シュトヘル』ですか。あれおもしろいんですか?」
「『日本バリアー!』の頃からあの作者には四国を与えても良いと思っているの」
「そんな権力ないですよ。
 『皇国の守護者』は確かに面白かったですけど、変な終わり方しちゃいましたよね」
「アレは作者の力量によるものではないらしいわ。
 然るに『モスクワ蒸発』には期待しているの」
「『シュトヘル』読んでみますよ、まだ始まったばかりだし、すぐ追いつけそうですよね!」
「ええ、『ルクセンブルクあと一個』を読んでみるといいわ」
「ところで、今藤崎さんが読んでるのはソレ、何なんですか?」
「『チェーザレ』」
「やっぱり」
「何」
「いや」
「そう」

2009年09月14日 22:20


■この形見が俺を(口臭から)護ってくれた、のか……?

電車に乗ってたら、隣に座った色黒のおじいさんから「これが貴方を守ってくれる」と、何かヒモで繋いだお守りみたいなのをもらった。

よくRPG類のゲーム、まあ具体的な名前を出すならばドラクエとかファイナルファンタジーとかで日常茶飯事に行われている「アイテムをもらうイベント」。

例えば村を歩いているだけなのに

「あなたの後ろに後光が見える! あなたは光の戦士に違いない、これをお持ちください!」

つって回復薬とかをもらうみたいなイベントだけれども、なんだろ、俺もさ、子供の頃はこういったゲームに慣れ親しんだし以上のようなイベントが起これば「ラッキー! イエーイ!」なんてテンション開花の末、ヤクルトの試供品配りに来たおっさんに対しても天岩戸全開にして「麦茶でも飲んでく!?」ってなもんだけど、駄目だ、俺わかった、リアルでこのイベントが起こっても全然そんな気分にならない。

おじいさんの顔とかマジ職人の表情、原作トールキンかと思うほどの匠っ面で「ワシらドワーフ族はの……」と今にも言い出さん感じだったんで「いやマジいりません」とも言えず「はあ、ありがとうございます」とか言っちゃったんだけど、このお守りがホントなんていうかうまく伝わるかな、えーと。
ベニヤ板。
それも日本を代表するレベルで。

いやあるよ、あるある、見たことあるよ。「こんな錆だらけの剣が、聖剣だって!?」っていう展開! 知ってる! けどもなんだろ、俺このヒモに繋がれたベニヤが「光の戦士にしか使えないペンダント」とか言われてもホント、ベニヤにしか見えないしあのゲームの主人公みたいに「この聖剣をよみがえらそう!」みたいな思考にならない。

あ、ちょっと待って。

あー駄目だ。今もっかい確認したけどやっぱりベニヤ! 何かこう、あれ? ベニヤかと思ったら不思議な光を放っているぞ!? まさか近くにいる魔族を察知しているのか!? 的な展開を期待したけど無理、無かった。どんだけ道具袋を確認しても「ただのベニヤ」からの変化が無い。

しかもさっき気づいたんだけど何かこのベニヤ臭い。クールミントガムみたいな臭いする。

え、もしかして魔族?

魔族の気配を察知してクールミントガムの臭い出るの? え、そんなの焼肉食ってきたヤツに対してすべきことじゃないの? いやむしろ俺の近くに今、焼肉食ってきたヤツが近づいてきてるのか!? まさか! そんな……この平和な町に……!? しかもこのミントの香りは尋常じゃない……! よほどの口臭力の持ち主が近づいているに違いな、あー駄目! 無理! ノれない! 無理! 

2009年09月13日 21:36


■寝言

布団って何であんなに気持ち良いの。

最近やたらと気温が下がってきて、なんだか眠るのに胸躍る季節になってきた。俺はあの朝方の、太陽がまだ地上を暖め切れてない感じの気温が凄く好きで、もう、あの状況下の中で毛布をかぶってごろごろするだけでコカインの八千倍の多幸感に包まれる。

できればあのごろごろを、あの幸回転を永遠に続けていたい。人間がいずれ進化していって、必要なもの不必要なものを取捨選択していくんならまず、あの栄養ってもんが不必要だ。いや、食事は楽しい、食事は楽しいんだけど「楽しい食事」を続けることが必ずしも「必要な栄養を摂取する」ことになっていないのが凄く腹立たしい。

転んで膝を怪我してもコーラで洗えばあっという間に直るし、風邪気味で咳がとまらなくてもぷっちょ噛んでれば世界三大テノールだし、末期の胃癌になっても点滴にからあげくん入れれば、ケツからがん細胞がからあげくんレッドになって出てくる。人間の身体ってそうあるべきだと「うまいもん=すごく健康になるもの」であるべきだと思うんだ。

そういう理論でいくなら、いずれ上述のような現象が人間の進化に起こってもおかしくはないし、いやそれどころか朝方ごろごろしているだけで一日に必要なビタミンミネラルを摂れるように進化してもいいわけだよ。そうすれば睡眠欲、食欲の両方を一度に満たすことが出来て生物的にも凄く効率がいいじゃない!

だから今俺がこう、ごろごろしてるのは決して無駄じゃない怠惰じゃない。いやむしろ進化の魁として率先して変異を遂げようとしているんだ! 人類ももう古い栄養摂取の方法なんかかなぐり捨てて今すぐ朝方ごろごろすべき、すべきなんだよ、そうすればいずれあなたの子々孫々が突然変異を遂げて人類は一歩先のステージに進むことが、むにゃ……そうすれば余った時間でより科学が進歩して、ふわぁ……むにゃ、ん。

あっ! もうこんな時間!

「ちょっとお母さん! 何で起こしてくれなかったんだよ!」
「あなたがさるぐつわを噛ませたからでしょ」

2009年09月12日 21:20


■関節を極めながら「仲良くしなさい、ね?」と言う教育

あっちー!

んだかさみーんだかわかんないこの時期、まあ確かに過ごしやすいよ過ごしやすい! いちいちテレビのキャスターに「今日は過ごしやすい一日になるでしょう」って言われなくても過ごしやすいだろうよ! なんでいちいち言うのかねああいうこと。

今日は気温的に過ごしにくい一日です、って言われたところで俺バイト休んじゃ駄目でしょ? 「ちょっとうちの大気が微熱あるんで、休みます」って通じないでしょ、例え通じたとして俺は大気のどこに冷えピタ貼ればいいの? 冷えピタをミキサーにかけてから霧吹きで部屋中にしゅっとやればいいの? 

だからなんかさ、あの過ごしやすいとかにくいとか言うのやめようよ。気温的に過ごし易い一日だからっつって全部うまくいくとは限らないんだよ。 ビッグマック二百円キャンペーンが終わってんのにうっかりいつものくせでビッグマックとマックポーク単品で頼んじゃって店員から「なんでセットにしないの? 新皮質が湯葉なの?」って目で見られても全然気づかなくて会計する段になってやっと「あっ!」つって汗腺から放射性物質だらだら流してもチェルノ無意味、おかげでその日ずっとメンタル海溝に素潜りだよ。

俺みたいにメンタルが赤ちゃんの肌より敏感で弱い人間にとって気温が過ごしやすいなんてのは気休めに過ぎないんだ。そう、甘やかすな! 人類を甘やかすな! ニュースキャスターがやるべきことは甘やかすことではない、叱咤だ、激励だ、さてこのように!

「気温は過ごしやすいけれども、お前らには毎日壁があるはず。それを乗り越えて初めて有意義な明日が来る。過ごしやすい日なんて一日たりとも無い! 馬鹿どもが! 惰眠を貪って怠惰に感けて無個性の海に埋没していくか、這い上がって栄光を勝ち取るか、その手で選べぇい!


さ、次は心温まるわんこのニュース」

2009年09月11日 21:47


■応援

「いいか、相手は大分足に来とる。コーナー際でのボディ連打が功を奏してる。お前のダメージも軽いとは言えんが、状況は五分、いや、お前の方が有利じゃ! 息を整えい、今のうちに身体を休めて、ゴングと同時にラッシュじゃ! いいか、ボクシングのつもりで戦え、いいな! ボクシングのつもり、ボクシングの要領じゃ!」

カーン!

「よし! 行ってこい!

ガードが下がりすぎてる! のれんを上げい! のれんを上げんか!
ラストオーダーは十時半じゃ! まだ気にせんでいい! いいか! 誤字脱字にだけは気をつけろ!」
「足使ってください! 足! スピードでかく乱してください!」
「足じゃー! 足と電車が止まっとる!」
「中央線です! 中央線だけでも!」
「ダーメじゃ! ダイヤがぐちゃぐちゃじゃ! こらえろ! 神妙な顔で担任の説教をこらえんか!」

カーン!

「よーしよしよし、よく耐えた。内容は悪くなかったぞい。だがな、お前の持ち味のパンチが全然出とらん! 相手のボディは随分回復してしもうた、おそらく相手は次のラウンドでラッシュをかけてくるじゃろう、じゃが! そこが狙い目じゃ! 焦った相手の狙い済ましたパンチに合わせて、ほうれん草のおひたしを食らわせてやれい! これが相手の好き嫌いを治す最後のチャンスじゃ! いいな!」

カーン!

「そこじゃ! おひたせ! おひたさんかー!」
「いいですよ! いい味付けですよ!」
「まずいですよ会長! 随分とスタミナが無くなってます!」
「口の中のこてっちゃんを飲み込めい! 飲み込んでええぞ! 少しスタミナを補給せい! よし! そこじゃ、行け!」
「オフサイドです!」
「何ィ!? 今のイルカは避けたじゃろう!」
「友達だそうです!」
「ラフプレイに出おったな……構わん! ボス直前のセーブデータを消してしまえ!」
「会長! イエローカードが出ます!」
「へぇ……初めて見たわ、結構キラキラしててかっこいいのう」
「写メとっていいですか? うちの娘が見たがってるんですよ」
「レフェリーが動きました!」
「マズい! とりあえず噛んでるガムは飲み込めい! ノート取ってるフリだけは止めるな!」
「会長! レフェリーから、チャンピオンベルトです!」
「カーッ! これでこの試合二個目かい!
 まだまだ挽回はできる! とにかく時間一杯使ってできるだけラーメンの油を繋げて……」

カーン!

「あーくそっ! あー!」
「女の子も呼びたいのう!」
「僕、次のラウンドで剣道部やめてきます!」
「まだまだ戦いはこれからじゃぞい!」

2009年09月10日 19:53


■あ、この日記は彼女が寂しがってるだろうって時に書くヤツだから

めちゃくちゃ背が高くて足が長くて、まるでそのすらっと伸びる足先から腰を経由して後頭部に至るまでのラインが一つのト音記号のように彼女というシンフォニーを決定付ける、そんな公立高校の教師兼キャバ嬢兼牧場主の女と今付き合ってるんだけど、彼女は今牛のお産のため実家に帰っていてずっと会えない。

っていう設定で我慢してきたけどもう限界! すごい限界! なんていうか、いろんな期待を抱いて十勝平野の牧場を訪ねてみようかと思うけど、そんなことしたって困り顔で「ンモー」って言われる! 言われるよ! 牧場主にも! 牛にも! 植田まさし先生にも!

だからホント俺は現実に生きる。なんていうか、現実の女の子にちゃんと目を向けようと思うよ。頑張って彼女を作りたい、そう例えば、髪の毛がくりくりとカールしてて、目は黒目がちにつぶらで、胸はそんなに大きくないけどちょこちょこと歩く姿がまるでハムスターかサワガニみたいだね! って言うと顔を赤くしてキャスケットで顔を隠しちゃう、あ、このキャスケットは彼女が前髪を切りすぎちゃったときに必ずかぶってくるものなんだけどね、

んで、この子は看護士になりたいと思って今凄く勉強してるんだけど、趣味で勉強し始めたスペイン語が凄く楽しくなっちゃって「スペインで看護士になる!」って言い始めて、オイオイ、そんなのできるわけないだろう? って言っても「ううん! 大丈夫大丈夫」って指を振る、あ、この仕草は彼女が俺を慰めるときと俺を説得するときにしかやらない例のやつね、そんで終いにスペインに留学までしちゃって、オイオイ、ほんとに行っちゃったよー! でもきっと向こうで頑張ってるから、今は会えないけど、俺も頑張るからね。

2009年09月09日 22:04


■じゃ、ケツの穴に手ェ突っ込んで奥歯治療していきますねー

「あ、藤崎さんだ、オーイ」
「そうね。そうかしらね。それもそうね。ええ、そうだわ」
「あ、電話してるんだ。珍しい」
「そう。うん。イエス。はい」
「何とも肯定に彩られた会話だな、藤崎さん、藤崎さーん」
「あら、ちょっとごめんなさい。知っている類の人間に話しかけられたわ
 ウィルソンくんじゃない、どうしたの?」
「伊藤です」
「ウ伊ルソンくん」
「無理やり組み込まなくていいです
 誰と電話してるんです?」
「気になるのかしら」
「え、そりゃまあ、だって僕、一応、彼、氏、だし。それに、僕にだってまだ携帯番号を教えてくれないのに……一体誰としゃべってるんです?」
「木こりよ」
「え?」
「木こり」
「木こり」
「そう、木こり」
「木こりの知り合いなんていたの?」
「ウィルソンくん、貴方の(血の)携帯にはいくつ(血の)メモリーが刻まれているのかしら」
「いちいち宿命っぽくしないでください
 僕友達少ないからなーあ、でも百人くらいいますよ」
「その中の一人でも、木こりでないという保証はある?」
「え……でも番号聞いたとき、木こりみたいな人はいなかったですよ」
「でも今、木こりになっていないという証左はございま」
「え」
「ございま」
「せん」
「そうね。私が話してるのもそういう木こりよ
 あら、ごめんなさい。お待たせしてしまったわ。
 ええ、そうなの。あなたがそう仰る、そのそれと、あれしてたのよ」
「ぼやかすなー」
「ええ、そうね。こっちはいい天気だわ。
 え? それは山の幸ね」
「木こりと何の話してるんですか」
「パソコンは山の幸か海の幸かと聞かれたわ」
「絶対獲れないと思いますよ。どんだけ欲しいか知りませんけど」
「ウィルソンくんは木こりに興味があるの」
「無いといえばウソになります」
「ウソをいえば、無いのね」
「あります」
「では、木こりとお話させてあげようかしら」
「あ、電話代わっても大丈夫なんですか?」
「忍法の話はしてないわ」
「僕もしたつもりないです」
「忍法電話代わりの術の話をしたじゃない」
「何ですかそれ」
「まず携帯電話と丸太を入れ替えたかと思えば私の携帯とウィルソンくんの携帯が、摩り替わっており、慌てふためくウィルソンくんの目の前で私が丸太と入れ替わって、最初に携帯と入れ替わった丸太がウィルソンくんのもつ私の携帯と入れ替わって丸太の」
「ごめんなさい、どうか箇条書きでお願いします」
「アペリティフ
 ↓
 携帯と丸太
 ↓
 携帯と携帯
 ↓
 丸太と私
 ↓
 丸太と携帯
 ↓
 丸太に座って携帯を交換。

 主にこういった主旨よ」
「食前酒と丸太省略してもらえますか」
「いいわ。
 どうぞ、木こりよ」
「あ、いいんですか?」
「ええ、いままでは私の木こり
 これからは、貴方の木こりよ」
「僕、こんなところで生涯の伴侶をゲットする気なかったんだけど……あ、もしもし、木こりさんですか? もしもし……もしもーし!
 ……あの、藤崎さん」
「何かご用?」
「電話切れちゃってます」
「バッドエンドね」
「ど、どうしましょう。木こりさん怒っちゃったのかな」
「では、かけなおして謝りましょう」
「え、ぼ、僕がですか? 嫌ですよ! 木こり、怖いですよ!」
「多少の大激怒はやむを得ないわ。
 木こりいらずんば大激怒、ね」
「諺の捏造で激励しないでください!」
「なら、私に携帯を返しなさい。私が貴方と、貴方を産んだ両親の代わりに謝っておくわ」
「一回り事態が大きくしないでください
 僕がかけます、かけますよ……どの番号にかければいいんですか?」
「メモリの、木こりよ。メモリアル木こりよ」
「あ、これか……名前とかないんですかこの木こり。
 うー、嫌だなあ」

ピピピピピピピ

「わっ!」
「どうなすった」
「びっくりした、僕の携帯が鳴っ、えっ、え? 誰っ、えっ、ちょっとごめんなさい、一旦携帯返しますねっ、ちょっと僕の携帯出るんで」

ピッ

「もしもし?」
「ええ、もしもされたわ」
「あれっ、藤崎さ、え……」
「こんな距離で電話だなんて、ウィルソンくん」
「え、さっきの木こりの番号って、昔僕が教えた僕の……えっ、えっ!」
「あら、幸せそうな顔ね」
「だって!」
「山の幸? 海の幸?」
「僕の幸です!」

2009年09月08日 21:15


■あーんー

虫歯が治ったー!

先だって「虫歯にも動じない俺カッコイイ」的な日記を書いたところ、さまざまな方面から「口臭の原因になるから治した方がいいですよ」「奥の方まで到達するとシャレにならないですよ」「キンタマの皮を広げてシータを受け止めるんだ!」「噛み合わせがおかしくなると骨格歪んだりしますよ」「ひどくなると治療費も嵩みますよ」「いろんな体勢で落ちてくるシータを上手く組み合わせて四列消しを狙え!」

といった激励を受けてまいりましたので、一念勃起させて虫歯の治療をしていたんだけれども今日、ようやく全ての虫歯の治療が完了した。

以前、麻酔が切れかけてる状態から残った神経をぶっこ抜かれるという、FBIから機密を預かってなくてよかったレベルの拷問を受けた経験のある俺としては神経の治療にまで事が及ばなかったのは不幸中の幸い。地獄に仏。すげービンタされたけどお手てスベスベだね! といった感じ。

歯科医の先生も凄くよくしてくれて、治療する→窓の外を眺める→治療する→肩越しに窓の外を眺める→治療する→一旦奥に引っ込む→治療する、といった真摯な姿勢に俺は「ああ、自分がゴルゴの標的になってるのにも関わらず治療してくれるなんて!」と感動すら覚え、治療後精一杯の感謝を込め「ありがとうございました」と伝えると、奥から顔だけ出し「お大事にー」といったかと思うとまた引っ込んだ。

いつかカプコンに就職した暁には、この先生を撃つと減点になるシューティングゲームを作ろうと思う。それが、今の僕にできる、精一杯の恩返しだから。

2009年09月07日 22:22


■焦点を合わさなきゃこんなもんだ

いい女のケツ。

いい女のケツを良く見ると細かい線がいっぱい入ってて、さらにそこでは様々な文明がひしめき合って繁栄している。しかしながら、しかしながらやはりケツの割れ目を流れる川の傍では大きな文明が発達しているらしく割れ目とそこ以外では明確な裕福の差が生まれ、やがてケツ境を巡る争いに発展していくのか!

俺はいい女のケツの割れ目に指を置いて、川の流れを塞き止めてみる。指ダムを挟んで明らかな水流の差が生まれ、多い方ではさらに文明が栄え、水流の少ない方では今まで川底に隠されていたマジンガー風Z的が現れていた! これだ! これさえあれば今まで俺たちを虐げ(大雨に見舞われたとき、割れ目国が濁点をつけたしいたけを傘代わりに割れ目以外国に振舞ったことがこの『虐げる』の語源になった。余談だけどいいじゃん)てきた割れ目国に復讐ができる!

口から怨嗟のマグマを噴出しながら爛々としたヘッドライトの群れが割れ目国に押し寄せる! 危ない割れ目国! 俺は咄嗟に指を離すと突然訪れた鉄砲水でマジンガー然Zライクは前につんのめるようにして倒れてしまった! 「いてて……」「ま、マジンガーくん……?」「え?」「あ、あ! ごめん! ごめん! 違うんだ、鉄砲水で倒れた拍子に手をついたら、おっぱいが、いや、ここはいい女のケツだから、ケツの上におっぱいが……」「いいよ……」「え……?」「マジンガーくんとなら嫌じゃないよ……」「そ、それって……」「うん、してもいいよ……桃鉄」

「はいサミットカードぅ! バーカ! そう簡単に目的地なんかつかせるかよ!」
「マジ最低なんだけど、何なの」

2009年09月06日 22:15


■あなたとキスがしたい

いやーどうも。九月ですね。どうも。

あんだけ幅利かせて六人掛けの席に一人で腰掛けた挙句全ての席にキャラメルコーンを立てておいて「お客様、他のお客様も来られますので」という店員に対しては「アア!? このストーンヘンジが見えへんのか! キャラメルコーンがまるで逆Uの字のようになっとるやないか! これはまるで何かの儀式のようやないか! 人智を超えとるやないか! それを退かそうっちゅうんか、ああ!? あとお冷やおかわり!」と凄んでいた太陽がひっそりと鳴りを潜めてしまった。

しかし東京の夏は、大して暑くも無かった気がする。大阪にいた頃はそれはもう、照りつける朝日の眩しさと暑さで目が覚めるほどのものだったけれども、東京の太陽は何だか覇気がない。

大阪の太陽はそれこそ「オラァ! 並べぇ! この会社にタイムカードは無ぇ! 俺が左頬にビンタしたら出勤! 右頬にビンタしたら退勤! 鼻にグッピー詰めたら休憩じゃ! わかったかクソども!」「サー・イエッサー!」「ほだら並べぇ! お前から! 八時五十六分!」バシィ!「おはようございます!」って感じだったのに東京の太陽は

「暑ちぃ……あ、ちょっとごめん、肩かして」「ちょっと、困りますよ」「いいじゃん、富士山の端から太陽昇ってくるなんて画になるし、ほらカメラ向けられてんぜ、ィエーピース」「いくらなんでも端にいる時間長すぎでしょ、早く昇ってくださいよ」「だりーもん、あ!」「どうしました?」「やっべ、黒点出てる……洗顔無い?」「無いですよ」「もー。これでいいや」「あ! ちょっと! 僕の万年雪!」みたいな感じじゃん。

まあ過ごしやすくてよかったねっていうか、うん、なんていうの、何が言いたいかってーと。

最近涼しくなってきたねー。

2009年09月05日 21:07


■ロビンとウソップとブルックはこの日バイトでした

ワンピース!

どいつもこいつもワンピース!

夢と冒険の大海洋浪漫つって調子乗ってるかもしれねーけどちょっとルフィさん、アンタが「海賊王に、俺はなる!」つって所信表明を倒置falling downさせてる陰で一日二百冊を軽く超えるワンピースの売り上げ、さらにはどう考えてもお前あと家に帰るだけだろって格好の学生の癖して「カバーおかけいたしま「はい」 何だ、食い気味の実の能力者かお前らはよー! ってなってる書店員をお忘れじゃないかね。

もうホントワンピースの新刊が出るこの日だけはレジから一歩たりとも動けないぐらい客がやってきて手に持ってるのはどいつもこいつも「ワンピース」ああ、一人だけ丸尾末広の「新・ナショナルキッド」買ってったメンタルイケメンが居たけどね。

買っていくのはいい、人気があるのも頷ける。だけどホント、意味もねーのにカバー要求するのはマジ勘弁してください。ノリだろ、ノリで着けてくださいって言ってるだけだろ、テニスプレイヤーでもないのにリストバンドつけてたり、ダイハードでもないのにレザーの手袋つけてるメンズと同じ理由だろ!

もうだからさ、ワンピース側でももうちょっと注意を促して欲しいわけですよ。
こう、例えば書店員だらけの島について、

ルフィ「ここが次の島か! 本だらけだなー! 肉うめー!」
ナミ「ちょっとルフィ! 肉ばっかり食ってないで定期健診受けてきなさ、キャッ! わちきのタンクトップが九十度回転しておっぱい超出た!」
サンジ「うっひょー! ナミすわぁーん!」
町の書店員「ちょっと! やめてください!」
チョッパー「何だかお店の中が騒がしいズベタ」
書店員「やめて、やめてって言ってるでしょ!」
ルフィ「あれは……ヘッドフォンをつけたまんまレジに並んでる客だ!
 やっちまえゾロ!」
ズバーッ!
チョッパー「ケケケ、自分の身体がステレオになっちまいやがったでバイタ!」
書店員「キャー! ちょっと何なんですか!」
ルフィ「今度は何だ! あ! 会計を済ませた後、客が並んでるのにも関わらずそのまま『あのーちょっとついでに本を探してほしいんですけど』と聞く客だ! ゾロ!」
ズバーッ!
チョッパー「血を見ると桜を思い出すでビッチ!」
書店員「キャー!」
ルフィ「ゾロ!」
ズバーッ!
チョッパー「グギギギッ!」
フランキー「ルフィ! 助けてくれ!」
ルフィ「フランキーのヤツが、出版社もタイトルも著者もわからない『さっき何とかって番組でやってた占いの本』という情報だけで本を探させようとするタチの悪い客に捕まってる!」
フランキー「助けてくれ! 探すのに時間がかかりすぎだって、怒り始めた!」
ナミ「キャー! タンクトップが270度回転しておっぱい超出た!」
サンジ「うっひょー! ナミすわぁーん!」
ルフィ「ゾローッ! おま"えばぁ、おでだぢのながま"だぁああああ!」
ズバーッ!
チョッパー「キョーキョッキョッキョッ!」

みたいな。

2009年09月04日 21:50


■「美人すぎる市議会議員、藤川優里」みたいなやつ

爬虫類すぎる市議会議員、藤川優里

総選挙の結果が出ましたね。

蓋を開けてみれば結果は民主の圧勝。国民の皆様が、その一票一票の積み重ねで選んだ政権です。過去を振り返るよりも、これからこの新しい体制でどのように明日の日本という国を作っていくか、それが大事だと思います。

私の子供たちも、生存率わずか数パーセントという競争を生き抜いて大海原へと旅立っていきます。それぞれが同じくらい生きようと必死に頑張っても、、差がついてしまうのです。選挙にも同じことが言えるのではないでしょうか?

今度は子供一人一人に「自民」「民主」など名前をつけてから産みたいと考えています。「民主」が生まれるときにおしりをきゅっとすぼめて「どう! お母さんのアナルは狭き門でしょう! 選挙では圧勝かもしれないけど、産卵ではお母さんの高ケツ圧に屈するようね! ニッポンバンザーイ!」

なんてね。ふふ、私陸ガメ。

高度4000メートルすぎる市議会議員、藤川優里

ふわぁ~★

寝起きですいません……。

最近デスクワークが多く、肩が凝って頭痛まで起こってしまい、薬を飲んでいるのですが……そのせいで寝起きが悪い悪い。

おっと、こんなことでは行けませんね。甘えても誰も助けてくれないのが政治です!

それでは、今日も一日元気に、頑張りましょう!


白木屋で399円すぎる市議会議員、藤川優里

もお~! 疲れた~!

あ、この写真はあんまり見ないでください、疲れて顔がテカテカしちゃってる……。

今日は地域ボランティアに参加してきました。

『指先一つでダウンするのに適した格好で来てください』

と言われたので、簡単なシャツとスニーカー、あとチョッパーにチェーンソー持っていったんですが……すごいですねボランティアの方々は。

私も最初の「ヒャッハー! 女だー!」までは元気だったんですが、段々疲れてしまって……。

ケンシロウさん、レイさんもお疲れ様です。

お兄さんと仲直りできるといいですね★

2009年09月03日 20:26


■告知

http://www.yomitainda.com/
ここで連載してる「書を捨てよ、あと付き合ってください」が更新されました!
毎月一日更新です!

2009年09月02日 21:53


■「聴診器がまるで刃のようにー!」

「べ、別に、スポーツあるいは学芸の分野に功績を残すためにやったわけじゃないんだからね!」

はーいどーもー紫綬褒章デレキャラが随分と定着したところでご挨拶なんですけれどもー、いやーなんか最近流行ってるじゃないですかちょいと新型インフルエンザが。

もうどの雑誌見ても「マスト!」だの「気分!」だの書いてあるわけでね、そうなるとインタビューとかでもオダギリJ辺りが「いやーホント、罹ってみて良さがわかる。そういうウィルスですよね(インフルエンザウィルス:スタイリスト私物)」みたいなことになってると。

んでさ、新型インフルエンザに関してわからないことがあるんだけども、なんでウィルスって学習みたいなことをするの? いやね、ニュースで見ただけなので何とも言えないんだけどどうもこの新型は自分を偽装するらしいと。

発病してから十二時間以内に新型かどうかの検査を行っても、ウィルスが「え? あ、さんまちゃん? さんまちゃんじゃなーい!」とか言うもんだから医者も「やべーこの人明石屋さんまさんを呼び捨てだよ絶対新人じゃないよ!」ってなっちゃうらしいのよ。

んで十二時間後にさんまさんに問い合わせると「君誰や」って話になってようやくそこで新型だって判明するらしいんだけど、そういうのってさ、ウィルスはどこで学んでくるんだろうっていう話。

人間とか動物だと、厳しい環境にあってほぼ絶滅するみたいな被害にあっても生き残ったものたちがまた子孫を残すことでやがて免疫能力がつく、とかそういう進化の仕方があるけれど、ウィルスもそういうことをするんだろうか?

だとしたらこのまま続けていくとインフルエンザウィルスも偽装どころじゃ済まなくなっちゃうんじゃないか。段々全ての薬が効かなくなるのはもちろんだけど、なんかこう、ピッチャーに伝染した場合、無意識に身体を操って免疫の弱そうなバッター相手にはウィルス入りの唾液を塗りたくったボールを顔面に当てることで感染させる! とか、徐々にやり方が直接的になっていって、もうしまいには等身大のウィルスに直にグーパン食らうとかなるんじゃないか?

そうなると医者行くにも「すいません! ウィルスに追いかけられてるんです!」ってまさに病院に駆け込んだところを独自の予防接種でムッキムキになったドーピングドクターが得意の北派少林拳で「破ッ!」って「ぐわぁっ!」「やめておけ、お前では勝てん」「ほざけ、ぐっ!」ボキィッ!「お、折った!」「て、てめぇ……!」「これぐらいで許してやろう」「お、覚えてろよ!」「オイ、待て」「何だ!」「外科なら、二階だ」

オイオイ、医者丸儲けじゃん、

「だがヤツは我らインフル四天王の中でもスピードしか取り得の無い雑魚よ……」

誰お前。

2009年09月02日 21:25


■交通安全標語

「飛び出すな
  車は急に
   止まれない」

「吹っ飛んだ
  距離で大体
   怪我わかる」

「俺たちは
  もともとヤツに
   憧れて」

「ウチらだけ
  呼び出し食らうの
   ヤバくない?」

「盛り上がる
  祖母祖父叔父と
   レオナルド」

「み、見えぬ
  このオレの目でも
   追いきれぬ!」

「気になるの
  私が轢いた
   彼のこと」

「轢いたなら
  『愛してる』じゃなく
   『大丈夫?』」

「プルプルポンッ
  シュポッピーニャーン!
   全治二年」

「しやけどな
  そないなことを
   言うたかて」

「轢くときは
  掛け声出すと
   飛距離出ます」

「あーごめん
  これ奥義じゃなく
   事故やねん」

「探してます
  僕を轢いた
   あのクソ女ホントマジで」

2009年09月01日 21:53


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